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愛はさだめ、さだめは死 [SF]

愛はさだめ、さだめは死 愛はさだめ、さだめは死
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア著 / 伊藤 典夫訳 / 浅倉 久志訳
早川書房

「接続された女」
物事の本質が見極められる人間がどれだけいるのだろう。「人間は外見じゃない」とかヒトは言うけれど、心の底でやはりそれを判断材料の一つとしている。でなきゃ、写真に写ったアイドルをかわいいと思わないでしょ?(笑) 何を美しいと思い、何を醜いと思うかに個人差はあれど、美醜を判断してしまうのは人間の本能だ。そうであっても、本当の美しさは内面から出てくるものだと信じたいね。あなたは愛する人の本質が見えていますか?

「愛はさだめ、さだめは死」
生と性と死。
冬になると理性を失い仲間からなにから食い殺してしまうさだめをもつ怪物。主人公であるこの怪物はさだめに抗おうとするが結局は愛するものに食われて命を落とすことになる。しかし彼の最期は幸せに満ちていた。この地球で最も自然から距離を置き、本能から遠ざかって生きる人間。人間にとってさだめとは何だろう?自然の本能に逆らって生きる人間は本当に幸せなのだろうか?

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